めざすのは、緑の先にある自然。
全国SF緑化工法協 


【私たちの緑化】

【協会案内】

【SF協会員】

【ニュース】

【緑化工法】

【施工事例】

【索引】

 

Q&A

Q&Aに関するキーワード◇ご覧になりたいキーワードを選択して下さい。


キーワード 質問と回答
施工地の条件  Q:災害等で滑落した斜面等の不安定な法面にそのまま吹き付けられるか?
A:滑落した斜面が不安定な場合は、まず土木的な斜面安定処理が必要です。SF緑化システムの工法は植生工であり、土木的な抑止工ではないからです。ただし、法面の小崩壊や転石が多少ある程度のときは、ラス金網張り工を施工した上に基盤造成工法(SF・TG緑化工法など)または斜面安定化工法(PF緑化工法)を施工してください。斜面を平滑に仕上げる必要はありません。むしろ多少の凹凸がある方が,植物の生育には好ましく,自然な斜面ができあがります。

Q:どのくらいの勾配まで施工可能か?
A:施工そのものは90度に近い勾配でも可能です。しかし,一般に、施工管理をせず植生の遷移により自然を復元する場合の勾配は8分(1:0.8)より緩勾配であることが好ましいといわれています。これは、落葉が土壌化して生成される表土の堆積や、植物遷移に必要な周辺植物種子の定着に大きく影響するためであると考えます。目安は以下のとおりです。
 ・固くしまった土砂法面(シラス、マサ土、ケイソウ土等)・・・8分より緩勾配
 ・凹凸のある岩盤法面(砂岩など亀裂がなく平滑な法面を除く)・・・5分より緩勾配
  ただし部分緑化の場合や凹凸の状態により3分まで可能急斜面の場合には、全面に植物を成立させるのではなく、部分的にできる緩勾配の箇所にのみ木本植物を成立させ、成長した植物により遠景的に全面緑化されればいいと考えています。

Q:硬い地山では緑化に限界があるのではないか?
A:一般的に植物の根が侵入できる土壌硬度は、山中式土壌硬度計で25mm程度(土質や植物等の条件によって変化する)までといわれています。しかし、岩盤であれば亀裂等に根が侵入することは可能ですし、亀裂の少ない岩盤や硬質土でも、いずれ風化して根の侵入を許します。特に木本類の根系は草本に比べ、地山の方へ伸びることが知られています。したがって、木本類の根系は徐々に広がる風化土層全体に伸びていくと考えられます。

緑化基礎工    Q:ラス金網張工は必要か?
A:SF緑化システムでは,土壌硬度・亀裂間隔・礫の抜け落ちの有無・法面勾配・積雪量・施工時期・復元目標などの要因を考慮し,生育基盤材安定のための緑化基礎工を決定しています。緑化基礎工は,ラス金網張工・ピン止め工(TG緑化工法)・基礎工なしの3工法の中から選定します。選定基準は概ね以下のとおりです。
 ●ラス金網張工 …勾配が1:1.0より急な場合勾配が1:1.0より緩い場合で,土壌硬度26o以上・亀裂間隔11p以上・積雪地・凍上が予想される・礫の抜け落ちが予想される・平滑で極端に透水性の悪い粘性土・海岸砂丘地・湛水面・木本類導入で適期以外の施工・無種子型(自然植生誘導工)等
  ●ピン止め工…TG緑化工法で使用(アンカーピン(φ9o,L200o)または五寸釘などを3?4本/u打設する工法)… 勾配が1:1.0より緩い場合で,表面が平滑に切り取られている等
*現場の条件がある程度わかっているときは,「今すぐ検討」のページで緑化基礎工の種類が調べられます。

Q:ラス金網張工が基盤外へ露出しているが…
A:SF緑化システムの場合,ラス金網を張る主な目的は基盤の保護です。したがって,泥状基材を金網の下へ打ち込むように吹付,金網ができるだけ基盤の表面に介在するようにしています。ラス金網とモルタルを一体化させ,強度をもたせるモルタル吹付工とは目的が異なっています。

使用材料     Q:使用材料は生物に対して安全か?
A:すべての材料は無害であることが確認されています。SF緑化工法やTG緑化工法などに用いるソイルフロックは,浄水場で使用されている凝集剤と同じものですから極めて安全です。また,マグゾールや連続繊維も植物性です。
*各材料の成分については,「商品のご紹介」のページをご覧ください。

Q:現地発生土が利用できないか?
A:SF緑化工法やTG緑化工法で使用する客土材「ジェットソイル」は,自然の表土に近い構造をつくることを目標に,粒度分布や有機質含量およびイオンバランス等を考慮して製造されます。そのため,現地発生土をそのまま100%客土材の代わりに使用することはできません。もし現地発生土を利用されたい場合は,現地土壌を少量採取し,そに生息する土壌微生物を培養して植生基材に添加する,ER緑化工法〈表土培養工〉の併用を検討していただくことをご提案しています。

基盤の吹付厚  Q:TG緑化工法の吹付厚さはどのように決定されるのか?
A:SF緑化工法やTG緑化工法の基盤の吹付厚さは,土質・斜面勾配・土壌硬度を基本とし,さらに気象条件・植物の特性などを勘案して決定されます。およその目安は次のとおりです。
土質 硬度 勾配 平均吹付厚
盛土・土砂・硬質土 24o以下 1:1.0より緩 1〜3p
軟岩 25〜31o 1:0.5〜1.0 4〜6p
中硬岩・硬岩 32o以上 1:0.5〜1.0 7p以上

 *現場の条件がある程度わかっているときは,「お試しSF緑化システム」のページで平均吹付厚さが調べられます。

Q:吹付厚さの管理はどのように行われているか?
A:吹付機ソイルシーダー1タンクでできる基盤容量4立米を吹き付ける面積で管理します。基盤を平均に均一に吹き付けることが必ずしも植物の生育にとって好ましいものではありません。条件のよい箇所,悪い箇所へ吹付量を加減して吹き付け,結果的に均一な緑化を達成したいと考えています。一般の管理方法とは異なるので,事前に確認し,特記仕様に記載してください。また,搬入材料の立ち会い検査,空袋検査を監督員立ち会いで行うようにしています。

施工方法     Q:吹付機ソイルシーダーの施工能力はどれくらいか?
A:通常の施工で使うミキシングノズルの飛距離は15mです。高飛距離ノズルに交換すると,飛距離は約40mになります。ホースの送液能力は直高(垂直方向)で80m、実際法長にして100〜150mです。延長(水平方向)は300〜400mまで送液可能です。ホースで横方向に延長した場合,施工可能な高さは低下します。例えば、横に100m延長すると吹付高さは直高で40m程度となります。

Q:直高80m以上の斜面の場合の施工方法は?
A:4t車が侵入可能であれば、吹付機をできる限り上方へ移動させて吹付けることが好ましいと考えます。どうしても上方へ吹付機をトラックで搬送できない場合には、吹付機をヘリコプターまたは索道で搬入します。この場合、吹付機は機械重量が3.5tであり、いずれの方法でも過重となることから、吹付機をタンク部と機械部とに分割し、搬入後再度吹付機を一体化して作業を行います。ただし、通常のソイルシーダーは軽量化するため分割できるようにはしてありません。したがって、ソイルシーダーを分割できるように加工するか、分割できるソイルシーダーを新規にご購入いただく必要があります。

Q:最小吹き付け面積は?
A:ソイルシーダーのタンク容量は4立米で,これを2つに仕切ってあるので,最小面積は基材2立米分です。計算上,この最低ロットで,吹付厚さ3pの場合は55.6u,吹付厚さ5pの場合は33.3u吹き付けられます。しかし,経済性を考慮すると,1回の施工は5タンクから,準備・後片づけを考慮すると,1日の施工は3タンクが目安です。

Q:吹付はすべて法面下部から行うのか?
A:SF緑化システムは,安全な小段から吹付けができることを特長の一つにしていますが,例外的に法枠内の吹付けの場合には,吐出圧を抑えたエアーノズルを使用し,ロープにぶら下がって施工することもあります。

施工時期     Q:年間を通じて施工できるか?
A:発芽時期や発芽状況に差はでますが、生育基盤が対侵食性・保水性に優れているため、年間を通じて施工は可能です。ただし、暖地の盛夏期、寒冷地の極寒期の施工は極力避けた方が好ましいと考えます。SF緑化システムの基盤は重ね吹きができるので,発芽しやすい春期に種子層だけを別に吹き付けることができます。手間はかかりますが,確実な方法です。

Q:雨天でも施工できるか?
A:小雨ならば吹き付け可能です。吹き付け後30分ほど経過すると,土質にもよりますが、毎時50o程度の降雨に対しても耐食性が生じます。施工後数日経過すると,毎時100o程度の降雨でも侵食されない強固な基盤となります。

植物・緑化目標  Q:自然復元のための緑化目標は?
A:自然復元のためには,周辺の植物群落に近づけるようにすることが目標となります。しかし,群落の複雑な構造は一朝一夕にできるものではありません。そこで,はじめはハギ類やカバノキ類などの痩せ地に生育できる樹種を導入し,次第に複雑な群落へ推移するようにします。ここで重要な点は,ハギ類などを密生させないことです。施工当初は緑の量がやや少ないと思われますが,できるだけすき間をつくり,周辺の植物が新入(侵入)する余地をつくります。
SF緑化工法協会が提案している緑化目標は以下のとおりです。1)が自然復元のための基本型,2)は設計・維持管理型です。 
1)自然回復型-無播種法…基盤だけ造成し,植生の自然侵入を誘導する        --播種法…ハギ類,カバノキ類を基本に郷土種や常緑樹を混合
2)景観創造型-播種法…他種類の樹種・草花を導入する
        --植栽併用法…他種類のポット苗+播種
3)その他-急傾斜地や湛水面

Q:道路法面には木よりも草の方が適しているのでは…
A:木は視界を妨げる,災害時に倒れるおそれがある等の理由により,最下段法面もしくは法面下方2m程度のみ草本型で設計されることが多くなっています。確かに草本型の方が好ましい場合があります。しかし,草生法面は表層滑落しやすくという欠点も指摘されています。また,草地を維持するための刈り取りや施肥などの維持管理を行うことも必要です。

Q:木の管理はどうするのか?
A:自然回復型の場合は,管理しないのが前提です。景観創造型の場合は,成長の早い樹種が繁茂した場合には,間伐するなどして成長の遅い樹種の保護に努め,設計どおりの群落へ誘導するようにします。

Q:ハギ類を導入したくないのだが…
A:ハギ類やカバノキ類は,一般に先駆植物(パイオニア)といわれているように,荒廃裸地に初めに侵入してくる樹種です。大気中の窒素を固定できる根粒菌などを根に共生させているためて,肥料分の少ない荒廃地でも生育することができます。落葉には窒素成分が多く含まれていることも知られています。ハギ類が密生した場合には,成長の遅い他の樹種を被圧するおそれがありますが,適当な密度のハギ類は,他の樹種の生育環境を整えるはたらきをしていると考えてください。

Q:播種とポット苗植栽との違いは?
A:信州大学農学部山寺教授の実験結果によると,実生苗(播種による)の根系は太く長いのに対し,植栽苗の根系は数は多いが細く短いという特徴を持ち,特に基盤が硬くなるとこの傾向が顕著に現れることがわかっています。SF緑化システムによる樹林化事例では,岩盤のすき間に播種木の根が侵入することが確認されています。木の根は風化土層へ杭を打ち込むように侵入することから「生きた補強土工」ともいわれます。これに対し,植栽木の植え穴は風化を早めることが指摘されています。

Q:完全な緑化までに要する時間は?
A:緑化目標や導入植物,施工時期により異なります。ハギ類など低木性の肥料木を主体とした緑化目標で,春に施工した場合は約半年でほぼ緑になります。同じ緑化目標でも秋に施工した場合は春まで発芽しないため,ほぼ緑になるのは約1年後です。ヤシャブシ,ヤマハンノキなど中・高木性の肥料木や郷土種を導入する場合,また,前記したハギ類主体としたものでも周辺植物の進入を促すために成立本数を極端に抑えている場合には,施工後2?3年は裸地部が目立つ状態となります。

Q:ワイルドフラワーを使えるか?
A:SF緑化システムで造成される基盤は,ワイルドフラワーにも適しています。ただし,次の注意点をご承知の上ご使用ください。
1)美しい景観を想像して導入したが,花が枯れた後の景観はあまり美しくない。
2)2年目以降も花を咲かせたい場合は,維持管理が必須。
3)植物の根による土壌保持効果は望めない。

種子        Q:播種量はどのように決定されるのか?
A:次の計算式を用いています。
播種量=発生期待本数÷(覆土補正率×立地補正率×施工時期補正率×発芽率×粒数)
発生期待本数は,これまでの樹林化事例のデータから緑化目標ごとに割り出したものです。その他の補正率も実験により決定されたものです。

Q:欲しい種子が市場にない場合には,現地で採取するしかないのか?
A:市場に流通している種子は,木本の場合はハギなどの肥料木やごく限られた樹種であり,草本の場合は外来草本が主です。特別な種子が必要なときには,予約採取,または現地で採取することになります。 

特殊な場所    Q:ダム湖などの湛水面の緑化はできるか?
A:蛇篭に生育基盤を吹き付けて緑化するGF緑化工法をおすすめします。蛇篭等の敷設ができない場合は,TG緑化工法でも十分です。導入する植物は,長期間の浸水に耐えるものが適しています。一般に流通しているものでは,木本ではイタチハギやヤナギ,草本ではリードキャナリーグラスがあります。
→事例参照:ダムサイト・湛水面

Q:海岸地帯で防砂林を播種工で造成できないか?
A:TG緑化工法でクロマツなどを播種した事例があります。海岸の砂地では,風による乾燥,砂の移動,造成した基盤の剥離,潮害など緑化するのに難しい要因が多くあげられます。まず,砂地を安定させるために,アス乳などの侵食防止剤を散布した上に5?6pの生育基盤を造成します。乾燥を防止するためには,MF緑化工法で基盤の上に切り藁のマルチで覆うと効果的です。導入する植物としては,クロマツ,シャリンバイ,トベラ,アキグミ,ハマヒサカキ,ハマボウ,コウボウムギなどが適していますが,イタチハギやシーサイドベントグラスなどを主とした一次植生を成立させることを当面の目標とします。
→事例参照:海岸・砂地

Q:高寒冷地での施工は?
A:一般に高寒冷地で一番問題となるのは,凍結融解による表層の滑落ですが,SF緑化システムの基盤は劣化しないことで定評があります。北海道の大雪山系,長野県の標高2000mの山間地で樹林化実績があります。SF緑化工法やTG緑化工法で造成される基盤は,多孔質で透水性に優れているため,霜柱が発生しないことが1つの要因です。
→事例参照:北海道,東北,甲信

Q:モルタル面が緑化できるか?
A:モルタル面へ削孔できる場合には可能です。法枠がある場合は削孔してから基盤を吹き付けます。フラットなモルタル面の場合は,法枠のような構造物を設けた後に,削孔し基盤を造成します。いずれも,法枠内の下方に基盤を厚く吹き付け,下方に植物を成立させるようにします。木本を導入すると,成長するに従ってモルタル面が見えなくなります。
→事例参照:既設モルタル吹き付け面

Q:コンクリート構造物が緑化できるか?
A:新工法CF緑化工法〈塗装団粒工〉をおすすめします。(開発中)

Q:シラス斜面が緑化できるか?
A:TG緑化工法の施工事例があります。ヌルデ,アキグミなどで緑化されています。
→事例参照:岩盤・マサ土・シラス

Q:酸性土が緑化できるか?
A:SF緑化工法やTG緑化工法によって造成された基盤は、粘土を主体としています。粘土には緩衝能力があり、地山から上がってくる酸性成分を中和できます。ただし,pH4.5を下まわるような強酸性土壌に対して緑化を行う場合は、中和処理(中和剤の混入や散布)などが必要になります。

品質管理     Q:材料の品質管理は?
A:SF緑化システムの基盤のカギは団粒構造です。団粒反応を確実にするため,使用する材料はすべて工場で厳重な管理のもとに製造され,袋詰めされています。種子も,現場ごとに配合を決定し計量して袋詰めされています。もう一つ団粒反応を左右する要因は水の量と質です。水は現地で調達するので,その水の性質が団粒反応に適しているかどうかを事前に検査する必要があります。検査方法は,1)泥状基材の濃度を確認するためのフロー試験と2)団粒反応を確認するためのスランプ試験です。
検査要領     Q:従来の検査基準と異なる点は?
A:吹付厚さとラス金網の介在位置です。特記仕様に明記するか,事前に打ち合わせをお願いします。吹付厚さは,吹付機ソイルシーダー1タンクでできる基盤容量4立米を吹き付ける面積で管理します。基盤を平均に均一に吹き付けることが必ずしも植物の生育にとって好ましいものではないと考え,条件のよい箇所,悪い箇所へ吹付量を加減して吹き付けるようにしているため,基盤の厚さは均一でない場合があります。ラス金網は,基盤の表面に見え隠れする状態です。ラス金網を張る主な目的は基盤の保護なので,泥状基材を金網の下へ打ち込むように吹き付け,金網ができるだけ基盤の表面に介在するようにしています。
他工法との比較 Q:従来の厚層基材吹付との違いは?
A:SF緑化システムのSF緑化工法やTG緑化工法と従来の厚層基材吹付工の違いを簡単に示します。SF緑化システムは,
1)基盤材料として粘性土,有機物,団粒剤(有機高分子)を使用し,粘性土の高次団粒構造の基盤を造成する。
2)団粒間の大間隙で透水性,団粒内の小間隙で保水性を発揮する。
3)しっかりした団粒構造が形成されているため,クラストの形成を抑制するので,高い浸透能が維持される。したがって,表面流が発生せず優れた耐食性を示す。
4)客土材に多めに含まれている粘土が電気的に養分を保持する。
5)客土材に多めに含まれている粘土の緩衝作用により,強酸性土壌などによる酸化が抑制される。
6)基盤表面に適度なすき間があるため,周辺植物が進入して発芽生育し,植生遷移が進みやすい。
7)団粒構造内外に酸化・還元状態が存在するので,多様な微生物が棲息する。このため,病原菌の繁殖が抑制される。
8)汎用高次団粒吹付機ソイルシーダー方式で粘土が使用できる。
9)基盤の重ね吹きが可能なので,最上層(2p厚)のみに種子を混合すればよい。
10)種子や資材はすべてあらかじめパックされ,作業がシステム化されている。
11)小段や法尻からの吹付けが標準であり安全。
12)1割勾配より緩斜面では原則として基礎工は不要。ラス金網張工を樹脂ネット張工やピン止め工で代用できる場合がある。
13)確実に団粒反応させるためのノズル操作を覚えれば誰にでも施工できる。

モルタルガンによる吹付工は,
1)基盤材料として砂質土,有機物,セメント,樹脂などが多く使われている。
2)団粒構造はない。有機物(バーク堆肥など)が多く含まれるために保水性は高いが,乾燥しすぎると撥水する。
3)基盤がモルタルや樹脂により圧密接合されているため,浸透能が低い。地表流が発生し,表面侵食が起こりやすい。
4)保肥性主に砂質土を使用しているので,養分の大部分は流下する。
5)緩衝能を発揮する粘土が含まれないので地山の酸・アルカリの影響を受けやすい。
6)植物を密生させるため,周辺植物の進入する余地がなく,植生遷移が進みにくい。
7)土壌構造が単純なので微生物相が貧弱である。
8)モルタル吹付用ガン機エアー方式(粘土使用不可),重ね吹きはできない。
9) 0.1立米ごとの吹付で,種子や資材を現場で計量し調合する。
10)ロープにより法面に張り付いて吹付ける。
11)基盤の強度を確保するためにラス金網張工が必要である。
12)モルタルガンの操作にはある程度の熟練が要求される。

価格        Q:施工費はどれくらいか?
A:『NETIS No.KT-980311-V』『建設物価』『積算基準』等を参照下さい。1,000u程度の面積を想定していますので、100u程度の小面積施工では、諸経費などが増額になると思われます。
SF緑化工法協会 Q:SF緑化工法協会の会員以外でも施工できるか?
A:本工法は特許工法ですが、地元業者の手で施工ができるように,地域を代表する建設業の方々に広く公開しています。SF緑化工法協会は,工法を正しく実施する技術を習得していただくための組織です。協会はすべての都道府県に設置され,現在台湾・韓国を含め591社が参画しています。

SF緑化システムに関するご質問はこちらまでお願いします。
【高次団粒SF緑化システム】へ戻る   ホームページ