茨城県笠間市 エコフロンテアかさま 最新処分場の自然環境保全+モルタル面の緑化

・発注元:茨城県環境保全事業団  ・場所:笠間市  ・法面勾配:1:0.5〜1:1.0  ・土質:硬質岩盤
・施工時期:2003.9〜2006.3  ・工法:TG緑化工法  ・種子:低木類  ・吹付厚:3〜7p
・基礎工:ラス張工、法枠工、モルタル面  ・周辺環境:自然林  ・モルタル面への緑化
・最新処分場の自然復元・環境配慮



2006年に行われた「***茨城県SF工法協会主催***“エコフロンティアかさま” 視察研修会のご報告」はこちらです。
http://www.sf-green.com/news/news60831after.htm


写真1

施工前 全景

この建設では、地元から自然環境保全の強い要請があった。
自然環境を保全するため、在来種を播種で緑化した。
現地は砕石採取場の跡地である。
ほとんどが岩盤で、法面勾配は1:0.5、急である。


写真2

施工後 全景


写真3

法面の岩質状況

ほとんどが、このような硬い岩盤である。
亀裂が少なく、植生にとって乾燥害が懸念された。

この岩にやがて無数のいきものが宿る!


写真4

ここは流れ盤が崩壊した個所である。
グランドアンカーとモルタル吹付、受圧板の固定で法面崩壊を抑止している。
このコンクリード面への緑化は困難と考えた。
植物が生育するための住処が必要である。
植物根の伸張を考慮した削孔処理と発芽成立するために部分的な緩斜面の処理を行った。

これらの白い人工構造物に高次の団粒化した表土を造成した。
やがては縁の下の力持ちとして植物に働き続けてくれる。


断面図

5段の法面である。
すべて接着繊維工で緑化した。







写真5

吹付厚t=7p、
重ね吹きのできる緑化である。
3回に重ね吹き付けた。


写真6

写真5の数年後

モルタル吹付、受圧板などは、全く確認できない。
全体が樹林を呈し、自然環境の緑を保全できた。
ところどころに進入種も確認できる。



写真7


法枠が隠れている


写真8

写真6の遠景である。
モルタルや受圧板で施工されたイメージはない。


写真9

同じ場所

少し近づくと
赤枠内はモルタル法面




写真10

同上
赤枠内はモルタル法面


写真11

同上

赤枠はモルタル法面


写真12

同じ場所を別の角度から撮影

赤枠内はモルタル法面


写真13

黄枠内は法枠


写真13

黄枠内は法枠


写真14

木にやさしい、半円状の法枠が選定された。
枠内に生育した樹木が風で揺れたときに、法枠との摩擦で折れにくい。
法枠内に降雨水がたまらない。
簡易なのでコスト縮減。



写真15

2010.9 撮影
施工後 6年 新入がかなり増えている。
樹高5mになっている。

本SF緑化システムで造成された粘土と有機の団粒構造の植生基盤は落葉やそれを分解する小動物や微生物によって更新する。
植生も施工時に導入した、肥料木などの犠牲種から周辺植生へ遷移する。


写真16

同上


写真17

2011年3月撮影

丸い金属は受圧板のアンカーの頭(写真4参考)
周辺より新入した多様な在来草で被われていた。








※写真をクリックすると大きい写真をご覧頂けます。
[閉じる]