東京都 圏央道八王子南インターチェンジ 

圏央道が通る多摩地域は森林や渓流に恵まれた自然の豊かな地域であるため、できるだけ野や山に手を加えないような工事をして、周辺地域に調和した植物により樹林を復元することが、国土交通省担当事務所の方針だそうです。

そのために、地域に自生する樹木の種子を採取し、苗木に育成した二世苗木を使用する市民参加の緑化も行われてきたようです。

しかし、八王子南インターチェンジ(仮称)のこの現場では、用地等の都合により法面の傾斜が急となり、苗木による植栽が困難な箇所が出現しました。
そこで、景観と生態の早期回復が期待できる工法としてTG緑化工法〈接着繊維工〉が採用されました。

平成18年7月、TG緑化工法〈接着繊維工〉厚さ5cmの基盤が吹付施工されました。

施工:島田組(東京都)
協力:東京都SF緑化工法協会


写真1

斜面勾配1:0.5
法枠とアンカー工の部分が対象区域です。

左上の緑の部分は他工法。


写真2

吹付完了
導入種子

 ヤマハギ、コマツナギ、イタチハギ
 シャリンバイ、ネズミモチ、メドハギ
 アラカシ、ヌルデ


写真3

施工1ヶ月後(平成18年8月)
導入種のヤマハギなどが発芽しています。


写真4

野草も進入しています。


写真5

←イノシシが侵入したらしい・・・


写真6

施工1年後(平成19年7月)
導入種が生育している他、
道路法面によく見られる
ヒメジオン、オオアレチノギクなどの草本が
多数進入しています。
左上の茶色い部分は他工法


写真7

平成19年7月
国土交通省相武国道事務所による大学生向けの見学会が行われました。


写真8

施工2年5ヶ月後(平成20年12月)
ヒメジオン、オオアレチノギクなどの草本が減りコマツナギが優勢




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